40代に入ってから増える「なんとなく調子が悪い」そんな不調はありませんか?
たとえば、頭が重い。眠っても疲れが抜けない。理由はないのに気持ちが沈む。何もしていないのに疲れるなど。その理由と体の変化についてまとめました。
年齢だけでは片づけられない体のサインと向き合うヒントをお伝えします。
40代の不調と小さな変化サイン

以前はすぐに切り替えられたのに、最近は朝からぼんやりすることが増えてきました。
それらは、「疲れているだけ」と見過ごしてしまいがちですが、体はちゃんとサインを出してくれています。
頭が重く感じる日が増えた
40代になると、脳の血流量が少しずつ低下すると言われています。
特に睡眠不足・スマホの長時間使用・冷えが重なると、朝から頭が重く感じる原因になります。
今すぐできる対策
- 白湯を一杯飲む:頭の重さは軽い脱水が原因のこともよくあります。水分が不足すると血流がドロっとして巡りが悪くなるためです。
- スマホの画面から目を離し、1分だけ“遠くを見る:”スマホ・PCは首を前に倒す姿勢が続き、血流が悪くなります。
- 首元を冷やさず温める:頭の重さの大半は「首まわりの冷え・コリ」が関係しています。ここが温まるだけで脳への血流が上がり、重だるさが和らぎます。
こうした小さな習慣だけでも、頭の重さは軽くなりやすくなります。
寝ても疲れが抜けにくくなった
これは「眠れていない」のではありません。
“回復モードに切り替えられていない睡眠” が増えている状態です。
40代以降は、睡眠の質に大きく関わるホルモン(メラトニン)が減少しやすくなり不調につながります。
改善のポイント
- 寝る90分前に入浴する:体は「深部体温が下がる」と眠気が自然に出る仕組みになっています。湯船に入ると一度体温が上がり、その後ゆっくり下がるまで 約90分 かかります。
- 寝室の照明を少し暗めにする:メラトニンは「暗さ」で分泌が増えます。明るい部屋のままだと、脳が“昼”と誤解してしまい眠気がこなくなります。
- 就寝1時間前はスマホを見ない:スマホのブルーライトは、メラトニンを“最大50%”も減らすと言われています。
これだけでも、睡眠の質は変わりやすくなります。
気持ちの浮き沈みを感じやすくなった
40代になると、腸内環境の乱れ・自律神経の疲れ・ホルモン変化この3つが重なり、気分が上下しやすくなります。
特に「腸」は “第二の脳” と呼ばれるほどメンタルと密接。腸が乱れる → セロトニン(幸せホルモン)が作られにくい → 気持ちの波が大きくなる、という流れが起こります。
整え方のヒント
- 朝食を抜かない:朝食は“体内時計と自律神経”をリセットするスイッチ。
- 発酵食品を1日1回以上取り入れる:腸内環境のバランスをサポートしセロトニンの材料作りに関わり免疫と自律神経にも良い。
- 夜遅い食事を避ける:夜に重い食事をすると、腸がずっと働き続けてしまい、眠っても体が休まりません。
腸が整い始めると、感情の揺れは自然に落ち着くケースがとても多いです。
40代の不調から変わり始める体のリズム

ぐっすり眠ったはずなのに、朝から体がだるいことがある。
それは年齢だけの問題ではなく、体の回復力が少しずつ変わってきている証拠かもしれません。
ホルモンバランスのゆるやかな変化
40代はエストロゲンの分泌量がゆるやかに揺れ始める時期です。
急にガクンと落ちるわけではなく、「上がったり下がったり」を繰り返しながら、波のように変化します。
この“揺れ”に体がついていけないと、不調として現れやすくなります。
対策ポイント
- 急なダイエットをしない。急な体重変化は、体が「危機」と判断してストレス反応が強く出ます。
- 極端な糖質制限を避ける:40代は「脳のエネルギー不足」がだるさやイライラにつながるので、“質と量の調整”が大事です。
- 適度にたんぱく質を摂る:女性ホルモンはたんぱく質からも作られます。不足すると、肌や髪だけでなく “気分の安定” に影響することも。
体にとって「安心できる栄養環境」が大切になります。
自律神経の乱れやすさ
ストレス+気温差+湿度+生活リズム。この3つが重なると、体の“調整力”が追いつかなくなります。
とくに40代以降は、ホルモン変化で自律神経が敏感になるため、昔よりも乱れやすく、整えにくくなる のが特徴です。
整え方
- 朝起きたらカーテンを開ける:光が目に入ると、体内時計が“リセット”されます。
- 5〜10分でも朝日を浴びる:交感神経がゆるやかにスイッチオンし、1日のだるさが減ります。
- 寝だめをしすぎない:休むことは大切ですが、“寝すぎ”はリズムを崩します。
これだけでも、体内時計が整いやすくなります。
回復する力が弱まり始めている
40代になると「疲れたら休めば戻る」が通用しにくくなり不調を感じるようにます。
そして、積極的な“回復習慣”が必要になります。
おすすめの回復習慣
- 週に2〜3回は湯船につかる:入浴後は副交感神経が優位になり、睡眠の質が上がり、翌朝のだるさが軽くなる と感じやすくなります。
- ストレッチを5分:ストレッチは、疲労物質の滞りを流し、“体の緊張をリセット”する働きがあります。
- 寝る前に深呼吸:寝る前の深呼吸は、交感神経が落ち着き、眠りのスイッチが入りやすくなります。
これからは「自然に回復する」のではなく、自分で回復させる“習慣”を作ることが大事 になります。
自分の体と向き合うことの大切さ

若い頃は無理をしても一晩で戻れた体。
しかし、40代以降は「疲れが取れにくい体」「なんとなく不調」に変わっていきます。それは、とても自然な流れです。
不調を無視しないという選択
40代以降の「なんとなく不調」は、気のせいではなく“体からのサイン” です。
見て見ぬふりを続けると、だるさ・睡眠の質・気分の揺れが積み重なり、ある日ガクッと落ちることがあります。
だからこそ、「無視しない」だけで体はラクになります。
- 今日は軽めでいい”と決める:完璧を求めると悪化します。責めないことで、体が回復モードに入りやすくなる。
- 不調を紙に一行だけメモする:書いた方が整理され、“改善ポイント”が自然に見えるようになります。
- 体が「重い」と感じたら、予定をひとつ減らす:“減らす勇気”が不調の悪化を防ぎます。
無理をしないことは、弱さではありません。
これからの自分の人生を守るための、とても大切な選択です。
整えることを意識するようになった
40代の不調を整えるとは、特別なことではありません。
それは、日々の選択を少し変えるだけです。
整える習慣の例
- 水をしっかり飲む:40代は代謝が落ちるので、水を飲むだけで巡りが改善しやすい時期です。コーヒー・お茶だけだと水分は不足します。
- 腸を意識した食事:腸は「第二の脳」と呼ばれ、自律神経・気分・免疫にも影響します。発酵植物エキスや乳酸菌素材は、このサポートに向いています
- 休む勇気を持つ:40代は、回復が遅れる“オーバーワーク体質”になりがち。疲れを感じた時に無理して動くと、悪循環に入ります。
無理やり変えようとするのではなく、
少しずつ「整えていく」という意識が大切です。
発酵の力と水素セラピー
ここまで書いてきたように、「なんとなく不調」は特別なことではなく、
体の巡りやバランスが少しずつ変化しているサインなのだと感じています。
私自身も、どうにかしたいと思いながら、薬やサプリではなく、もっと日常に寄り添うものを探してきました。
その中でたどり着いたのが、水素吸入と発酵の力を取り入れるという考え方でした。
▶︎ 和草香果についてはこちら⇒ゆらぎ世代を支える「発酵と桜」の力に気づいたとき
▶︎ 水素吸入についてはこちら⇒50代の私が水素吸入を始めた理由と、感じた変化とは?
まとめ
40代を過ぎて感じる「なんとなく不調」は、
気合いや根性の問題ではなく、体のリズムが少しずつ変化しているサインかもしれません。無理に元に戻そうとするのではなく、
いまの体に合わせて整えてあげることで、日々の過ごしやすさは変わっていきます。誰かと比べるよりも、
まずは自分の体の声に、そっと耳を傾けてみること。それが「これからの自分」を大切にするという選択につながれば嬉しいです。
