50代に入ると、ふとした瞬間に「言葉が出てこない」「あれ何しに来たっけ?」が増えることがあります。
すると一気に、認知症の不安がよぎる人も少なくありません。
でも、50代の物忘れは “すぐ認知症”と決めつけなくていい ケースが多いです。
更年期のホルモン変化、睡眠の乱れ、ストレスやマルチタスクで、脳が疲れて“思い出しにくい状態”になることもあります。
50代の物忘れ=認知症のサインではない

認知症のサインなのか50代になると、物忘れが増えることがあります。
更年期の「ブレインフォグ」
更年期の時期は、体の変化だけじゃなく、脳のコンディションも揺れやすいと言われています。
- 集中が続かない
- 言葉がスッと出ない
- ぼんやりする
- 予定や段取りが面倒に感じる
50代以降の女性は、ホルモンバランスの変化が認知機能に影響を及ぼすことが知られています。
物忘れが増える“原因”3つ
よくある原因のトップスリーです。
- 睡眠不足:脳の整理が追いつかず、翌日「頭が回らない」感じになりやすい。
- ストレス:注意力が散って“入ってきた情報がそもそも記憶に残りにくい”。
- マルチタスク:予定管理で脳が常に切り替え続けると、単純に疲れます。
「覚えられない」というより、覚える前に脳がいっぱいいっぱい になっていることがあります。
まずはここを整える
いきなり完璧に変えなくて大丈夫です。効くのは“地味な整え”です。
- 予定は「思い出す」より「見える化」:スマホメモ/カレンダー固定
- 置き場所を固定:鍵・財布・眼鏡の定位置を作る
- 睡眠の下支え:寝る前スマホを減らす、入眠ルーティンを固定する
物忘れ対策は、仕組み化 が効果的です。
受診の目安と脳の回復力づくり

50代の気になる認知症のサインは、物忘れと認知症は似た症状を持つことがあります。
受診した方がいいサイン
不安が強いときは、受診目安を持っておくのが安心です。
認知症は症状が進むと日常生活に支障が出ることがあり、早めに相談するメリットも説明されています。
相談の目安
- 同じことを何度も聞く・言う頻度が明らかに増えた
- いつもの場所で迷う、段取りが極端にできなくなった
- 生活に支障が出てきた(仕事・家事・金銭管理など)
- 「本人の自覚が薄い」のに周囲が強く心配している
※ここに当てはまるほど「必ず認知症」という意味ではないです。
予防は生活習慣でできる
物忘れの予防は特別なことより、生活の土台を整えましょう。
- 睡眠:まずは整える時間と休息リズム
- 運動:軽いウォーキングや足踏みでもOK
- 食事:偏りを減らし栄養をとる
- 会話:旧友と会ったり外出する
物忘れには聴力ケアも大事
見落とされやすいのが 聴力です。聞こえづらさは、会話量が減って脳の刺激が減る方向に行きやすいそうです。
実際、補聴器などの介入が認知機能への影響を検討した研究も出ています。
また、「最近、聞き返しが増えた」なら、一度チェックする価値はあります。
物忘れの予防法!記憶力を鍛えよう

認知能力を向上させるためには、日常生活の中での工夫や予防策が重要です。
脳トレをする
脳に刺激を与える活動は、50代以上の方にとてもおすすめです。
具体的には、大人向けのパズル、クロスワードパズルなどが含まれます。物忘れの防止だけでなく、判断力や思考力の向上にももつながります。これらの方法を取り入れて、楽しみながら記憶力を鍛えていきましょう。
記憶力を鍛えよう
記憶力を向上させるための方法はいくつかあります。
一人で「しりとり」を楽しむのも良いですし、大人向けの脳トレ知育玩具も役立ちます。例えば、中国の「孔明」が作った孔明パズルがあります。認知症のサインに気づいたら、中国の四千年の歴史に挑戦してみてください。
厚生労働省研究班(東京大学医学部藤井班)監修
認知症は、生活習慣を整えることで予防につながることがわかってきました。女性の健康推進室ヘルスケアラボ「若い頃からの認知症予防」の記事を参考にしてみてください。
高齢者になってから予防するよりも、40代など若い頃からの食習慣、運動習慣が認知症リスクの低減につながるそうです
まとめ
50代の物忘れは、通常、日常生活に大きな影響を与えるほど深刻ではありません。そのため、物忘れが増えたからといって、すぐに認知症を疑う必要はありません。
ただし、認知機能の低下を防ぐことは重要ですので、不安がある場合は認知機能のチェックを受けることをおすすめします。
