エッセンシャルオイルの選び方!初心者へ安全な品質と活用テク

当ページのリンクには広告が含まれています。
essential oils

エッセンシャルオイル(精油)は、植物から抽出された100%天然の香りです。

この香りは、リラックスやリフレッシュなど、さまざまな効果を持っています。特にアラフォー・アラフィフの女性にとって、心と体に優しい影響を与えてくれます。

また、アロマテラピーとして古くから多くの場面で利用されてきました。ただ、種類が豊富で選ぶのが難しいと感じる方も多いかもしれません。

この記事では、エッセンシャルオイルの選び方について、品質や用途に焦点を当てて詳しくご紹介します。

目次

品質の良いエッセンシャルオイル

essential oils

エッセンシャルオイル(精油)は、花や果皮、木、葉、樹脂などの天然植物から作られています。

選ぶ際には、抽出方法やその品質に注意を払うことが重要です。

精油の抽出方法

最も一般的に用いられるのは水蒸気蒸留法です。しかし、エッセンシャルオイルは植物からさまざまな方法で抽出されます。有機溶剤を使用して抽出された精油はアブソリュートやレジノイドと呼ばれています。これらは水蒸気蒸留法で得られる精油とは異なることがあります。

  • 水蒸気蒸留法:植物の下部から水蒸気を送り込み、その熱で植物の細胞内に含まれる精油を抽出します。
  • 圧搾法:柑橘類(かんきつるい)の果物の皮から精油を採るときは機械で絞って精油を採ります
  • 有機溶剤抽出法:成分が壊れにくいので、熱に弱い花などから精油を採る際に使われます

精油が抽出される部位

エッセンシャルオイルがどの部位から抽出されるかは、植物によって異なります。

例えば、ラベンダーは花と葉から、カモミールは花から、レモングラスは葉から抽出されます。また、オレンジなどの柑橘系の果物は果皮から得られます。さらに、サンダルウッドのように木部から抽出されるものがあります。そして、樹脂から得られるもの、実や種子から抽出されるものも存在します。

エッセンシャルオイルの価格

極端に安価なエッセンシャルオイルには注意が必要です。精油を抽出するには多くの植物が必要です。また、手作業も多く関わるため、適正な価格が設定されているはずだからです。

さらに、植物の種類や育て方によって、価格はさまざまです。例えば、ラベンダーの場合、5mlで約1,000円は一般的です。100円というのは考えにくいですよね。 あまりにも安い商品は、アルコールで薄められていたり、合成香料が含まれていることがあるかもしれません。さらに、人工的香り成分は、効果や安全性に影響を与える可能性があります。

ラベルをチェック

精油やエッセンシャルオイルと明記されているものを選ぶことをおすすめします。 その一方で、「フレグランスオイル」や「アロマオイル」といった表記のものには注意が必要です。合成香料や希釈剤が含まれていることが多いため、避けた方が良いでしょう。

まずは、精油のラベルをよく確認し、チェックすることが大切です。また、下記のように植物の学名や抽出部位などが記載されているものを選びましょう。

  • 植物の学名 (世界共通の名称がイタリック体で記載) 例:Lavandula Angustifolia
  • 抽出部位 (植物のどの部位から抽出したのか )例:花
  • 抽出方法 (どのような方法で抽出したか )例:水蒸気蒸留法

信頼できるエッセンシャルオイルのブランド

精油は、心と体のバランスを整えるために使用される天然由来のオイルです。

以下のアロマ専門ブランドは品質管理がしっかりしています。

品質管理を徹底している下記のアロマ専門ブランドで購入することをおすすめします。

AROMA CURE・イギリス

(アロマキュア精油)

アロマショップ「AROMA CURE」は、40年以上の歴史を持つイギリス製のブランドです。英国ソイルアソシエーションの認証を受けており、品質には徹底的にこだわっています。

本場イギリスから取り入れた100%天然由来の精油は、美容サロンでも多く使用されています。高品質な精油なので、安心してご利用いただけます。また、豊富な香りの中からお好みのものを選んで楽しむことができます。バスオイル、アロマキャンドル、キャリアオイルなど、さまざまな商品を取り揃えています。

Flavorlife・日本

アロマは、フレーバーライフ【フレーバーライフ】

日本でアロマテラピー商品の通信販売を最初に始めたのは「Flavorlife」です。 日本アロマ環境協会の「AEAJ表示基準適合精油」の認定を受けています。

すべての精油は植物由来の天然100%で、常に新鮮な状態を保つことにこだわっています。そのため、安心して利用できるでしょう。また、全国の3,000社以上のアロマテラピーサロンやスクールでも選ばれてます。初心者向けのロールオンや、アロマスプレー、リードディフューザーもおすすめです。

生活の木・日本

生活の木 公式楽天市場店

添加物や化学物質を極力排除しているのが、生活の木です。精油は厳選された天然成分を使用しています。そのため肌に優しく、安全性が高いと多くの方に支持されています。

また、アロマディフューザーやハーブティーなど、多彩なアイテムが揃っています。また、個々のニーズや目的に合わせた商品を選ぶことができます。さらに、環境への配慮も重視しており、エコな取り組みを行っています。

オーガニック認証のエッセンシャルオイル

エッセンシャルオイル

下記は、オーガニック認証を受けた精油を提供するブランドです。ぜひ、自分に合った精油を見つけましょう。

Neal’s Yard Remedies・イギリス

ニールズヤードは、伝統的なアロマセラピーとスキンケアを提供する高品質なブランドです。英国土壌協会からオーガニック認証を受けております。

エッセンシャルオイルに加え、オーガニックのスキンケア製品、インナービューティー商品も取り揃えています。そして、その高い品質は多くの人々に支持されています。現在、東京を中心に27店舗の直営店があります。また、オンラインショップでは税込6,600円以上の購入で送料が無料になります。

高品質なエッセンシャルオイル【ニールズヤード レメディーズ】

PRIMAVERA・ドイツ

プリマヴェーラでは、栽培から製造に至るまで、厳格な基準を設けて高品質と純度を維持しています。認定を受けた原材料を高い割合で使用しており、精油の72%はオーガニック栽培のものです。これらは独立した機関によって認証されています。こだわりの精油は、100%自然由来で合成香料や保存料は一切含まれていません。ドイツ国内のヘルスケア施設でも利用されています。さらに、世界中のオーガニック生産者から直接仕入れた植物を使用しています。

enherb・日本

エンハーブは、植物の持つ自然な香りが魅力的です。国産ブランドで、オーストラリアのオーガニック認証機関「ACO」とUSDAのオーガニック認証を取得しています。

100%植物由来の精油を使用して、自然の変化や揺らぎを体感できます。さらに、世界中から厳選された55種類以上の精油珍しい商品もあります。植物本来の持つ優しさが感じられる香りが特徴です。

エンハーブ公式通販 楽天市場店

エッセンシャルオイルの主な作用

エッセンシャルオイル

AEAJはアロマテラピーを以下のように定義しています。

アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油を使って、美と健康に役立てていく自然療法です。

エッセンシャルオイルは、心身に多くの良い影響をもたらす素晴らしいアイテムです。植物のエネルギーを活用することで、瞬時に気分をリフレッシュできるのが魅力的です。

私は、ストレスや風邪対策などに日常的に利用しています。

鎮静作用

交感神経の働きを抑えることで、緊張を和らげ、精神的なストレスを軽減し、身体をリラックスさせる効果があります。リラックスに役立つ精油の例としては、「ラベンダー」「ベルガモット」「イランイラン」「カモミール・ローマン」「ゼラニウム」「ネロリ」などがあります。これらの精油をアロマディフューザーで香らせることや、フットやハンドトリートメントすることで、ぐっすりと眠れる作用が期待できます。

消化や食欲増進作用

胃腸の機能を活性化し、消化を助ける効果があります。「レモングラス」「スイート・オレンジ」「レモン」「ペパーミント」「グレープフルーツ」「ローズマリー」などが、胃腸の働きを整えるのに役立つでしょう。ハンカチに一滴垂らすのが良いでしょう。食事の前にその香りを楽しんでみてください。胃腸の調子を整える効果が期待できるでしょう。

ホルモンの調節作用

さまざまなホルモンの分泌を調整する役割があります。ホルモン調節に効果的な精油には、「ゼラニウム」「ローズ」「クラリセージ」「ネロリ」「ラベンダー」などがあります。これらをアロマディフューザーやマッサージに使用することで、ホルモンバランスを整えることが期待できます。

免疫活性化作用

免疫力を高めるアロマとしては、「ラベンダー」「カモミール」「サンダルウッド」「ティートリー」「ライム」「レモン」などがあります。アロマディフューザーやお好みのポプリで楽しむことで、免疫力を活性化することができます。

殺菌効果

有害なウイルスや細菌を弱め、除去する効果があります。また、大腸菌や表皮ブドウ球菌に対する抗菌作用も確認されています。殺菌効果を持つ精油には、「ティートリー」「ユーカリ」「ペパーミント」「ラベンダー」「レモングラス」「ジュニパーベリー」などがあります。わたしは、うがいにティートリーを使用しています。

抗菌効果

ウイルスや細菌の繁殖を抑える働きがあります。防カビや制菌の効果があり、手指消毒剤としての清浄力や保湿力も備えています。抗菌効果のある精油には、「タイム」「ペパーミント」「ティートリー」「ラベンダー」「レモングラス」などが含まれます。日常の掃除やテーブル拭きに精油を加えた精製水のスプレーを使うのがおすすめです。

防虫効果

虫を寄せ付けない効果がある精油には、「レモングラス」「ゼラニウム」「ラベンダー」「ユーカリ」などがあります。虫が気になる季節には、自然な虫よけ効果を期待できます。草むしりや散歩などにおすすめです。

神経系

神経系には、鎮静させるものやバランスをとるものがあります。鎮静させる場合は、中枢神経系の副交感神経に影響を与えます。ペパーミントオイルはスッキリとした香りで集中力を高め、頭をスッキリさせる効果があります。ローズマリーオイルは記憶力をサポートし、脳の活性化に効果があるとされています。

iHerb

iHerbでは、さまざまなメーカーのオーガニックエッセンシャルオイルが取り揃えられています。ぜひ一度チェックしてみてください。

エッセンシャルオイルを安全に使う上での注意点

automobile

精油は非常に濃縮された香りのため、正しく使わないと副作用の恐れがあります。安全に使うためのいくつかの注意点をご紹介いたします。

アロマセラピーの第一歩

初心者の方は「どう使えばいいの?」や「興味はあるけど……」と感じることが多いようです。難しく考えずに、まずはハンカチに1滴、お風呂に1滴垂らしてみましょう。香りを楽しむ芳香浴から始めるのが良いですよ。さらに、スプレーやディフューザーを使ってみるのもおすすめです。自分自身のケアのために、気軽に試してみることがアロマセラピーの第一歩です。

関連記事→アロマディフューザーで気分転換? 理想の癒やし空間とストレス対策

鮮度に気を付けよう

古くなった精油はトラブルが起きやすいものです。エッセンシャルオイルの鮮度に気を付けましょう。

一般的に精油は雑貨に該当します。インテリアショップやコスメショップなど、さまざまな店舗で販売されています。しかし、なかには精油の保管方法や陳列に問題があり、「これ、使って大丈夫かな?」と不安に感じてしまうお店があるのも事実です。また、精油には防腐剤が入っていません。正しい保管方法を知っておくことが大切でしょう。

消費期限

精油には未開封の状態での消費期限がありますが、開封後は注意が必要です。

時間が経つにつれて香りが変わるだけでなく、体に良くない成分が含まれることもあります。そのため、開封日を記録しておくと良いでしょう。また、開封後は半年から1年以内に使い切ることをおすすめします。

わたしは、香りや色が変化した精油を車の中やトイレの掃除に使い切ります。精油を無駄にしないので、とてもおすすめです。

皮膚への刺激・小児や妊婦に注意

エッセンシャルオイル(精油)は直接肌につけると刺激が強すぎる可能性があります。

マッサージオイルやバスソルトなどに適量を混ぜて使うのがおすすめです。また、太陽光に当たる部位への使用は避けましょう。光毒性のあるオイルもあり、肌に赤みやかぶれを生じる可能性があります。そして、小児や妊婦、ペットにはエッセンシャルオイルの使用は避けた方が賢明です。特に妊娠初期に使用すると流産の可能性があるため、医師に相談しましょう。

使用環境と保管

精油はしっかりと閉めて、湿気の少ない場所に保管しましょう。高温や直射日光にさらされると劣化や変質の恐れがあるため、冷暗所に保管するのが理想的です。

木は光を通さず温度が上がりにくい性質を持っていますので、ふたが付いた木の箱に保管するのが良いです。本数が少ない場合はクローゼットで保管しても構いません。しかし、お子様やペットにご注意ください。

さらに、冷蔵庫で保管する場合も注意が必要です。頻繁な温度変化は劣化を早めますし、瓶自体が結露してしまうので気を付けましょう。

また、火気の近くでは香りが変わる可能性があるので注意が必要です。精油には引火性があり、低温で引火する精油もあります。火を使う場所での保管は絶対にしないでください。

まとめ

精油にはさまざまな種類と効能があり、自分に合ったものを見つけるのは簡単ではありません。

しかし、香りの種類から選ぶ、品質の良いものを選ぶ、目的に合わせて選びましょう。

いくつかのポイントを押さえることで、より適切なエッセンシャルオイルを見つけられるはずです。

また、安全に使うための注意点も覚えておきましょう。

エッセンシャルオイルの香りに癒やされながら、心身ともにリフレッシュできることでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次